『カヤックフィッシング始めてみたいけど、何から準備をすればいいのかさっぱりで…』と悩んでいる初心者のための記事です。
最低限必要な道具と選び方のコツ、そして、この釣りの魅力がいっぱいつまった動画情報などをまとめています。
大自然の真ん中にぽっかり浮かんで楽しむカヤックフィッシング、是非チャレンジしてみて下さい!
カヤックフィッシングの魅力
カヤックフィッシングとは、釣り専用に開発された『フィッシングカヤック』に乗り込んで楽しむ釣りのスタイルです。
一番の魅力は、なんといっても『冒険心とアドベンチャー感』だと思います。
岸際から楽しむおかっぱりの釣りとは違って、魚がいるそのポイントまでカヤックを漕いで近づくわけですから、普通の釣りとは魚との距離感が全く違うんです。
この魚との異常に近い距離感という特徴は、魚とのファイトの瞬間に大きく実感させられることになります。
レジャーボートのような船釣りの場合は海を上から見下ろすような視点になりますが、カヤックフィッシングの場合は、目線の高さと海、水面の高さがほぼ同じですよね?
そのためカヤックフィッシングにおいては、ファイトからランディングまでの全ての工程が、目の前のパノラマなフィールドで繰り広げられます。
その迫力はまさしく『ハンティング』という言葉がピッタリの、非常に野性的な釣りです。
その一方で、釣れない時間は水面に浮かびながら、目の前の景色をゆっくりと楽しむ事も可能です。
非常にゆっくりと流れる時間と景色の変化を一人で独占できてしまう楽しみは、自然との距離感が近いこの釣りだけの特権といえるかもしれません。
また、カヤックフィッシングはおかっぱりの釣りよりも多様なポイントを攻めやすく、そしてエンジン付きの釣り船よりも静かにポイントまでアプローチできます。
これは、魚の警戒心を煽ることなく釣りをする事が出来るため、釣果に恵まれやすいという特徴もあります。
- ワイルド感とアドベンチャー感
- 魚との距離感が近い
- ド迫力の魚とのやり取り
- 釣果に恵まれやすい
- 自然との一体感を体感しやすい
カヤックフィッシングができるフィールドと狙える魚種
一般的な釣りのフィールドといえば以下の三つになるかと思います。
- 海
- 湖、池、ダム湖
- 川
ですが、このような全てのフィールドでカヤックフィッシングが楽しめるわけではありません。
なぜかと言うとカヤックフィッシングは小さな人力の船であるカヤックに乗りこむため、水面が荒れ過ぎたフィールドは転覆の危険性があるからです。
ですので、海であれば基本的には内湾限定の釣りです。代表的なターゲットとしては以下のような魚種が挙げられます。
- シーバス(スズキ)
- マゴチ
- ヒラメ
- 鯛
- 根魚(ハタ類、ガシラなど)
- キス
これらの魚種を狙うにあたり、非常に人気の釣り方がメタルジグを用いたジギングと呼ばれる方法です。これは、小魚を模したメタルジグと呼ばれる金属製のルアーを用いた釣り方であり、様々な魚種をあらゆるフィールドで狙う事ができる万能のルアーフィシイングといえます。
そのため、持ち込む荷物量に制限があるカヤックフィッシングとも非常に相性が良く、多くのアングラーが楽しんでいる釣り方でもあるんですよ。
本メディアでもこの釣りに関する特集記事を組んでいますので、海のカヤックフィッシングに興味がある人は、ぜひご一読下さい。
⇒カヤックジギングの始め方|タックル、ルアー選びと釣り方の基礎
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次に湖などの静水域については、カヤックフィッシングが最も得意とするフィールドといえます。特に淡水のカヤックフィッシングは、ルアーで楽しむアングラーが多いのですが、もちろん餌釣りも楽しめます。
- ブラックバス
- ニジマス
- ヤマメ
- イワナ
- ブラウントラウト
- ヒメマス
- ワカサギ
ゲームフィッシングのターゲット全般が対象になりますね。
最後に川などの流れがある環境に関しては少し場所を選びますが、ゆったりとした流れであれば、充分に釣りを楽しむ事ができます。
ターゲットはブラックバス、一部のトラウト類などです。
初めの一歩~試乗会・安全講習会・体験ツアーに参加しよう!~
カヤックフィッシングには特別な免許などがいりません。フィッシングカヤックを準備し、ルールさえ遵守すれば誰でもすぐに始める事ができます。
ですが、その手軽さゆえに転覆などの事故とも隣り合わせです。
ですので、全くの初心者の場合は、まずは地元のサーフショップやカヌーショップで開催されている試乗会、安全講習会・体験ツアーなどに参加する事をお勧めします。
『地元で講習会なんてやってるのかな?』という心配は、ほとんどの場合不要ですよ。
カヤックフィッシングは現在では充分に市民権も得ており、多くのアングラーに愛される釣りのスタイルになっています。ですので、釣りができる環境であればかならず安全講習会も近くで開催されているはずです。
- カヌー専門ショップ
- サーフィンショップ
多くの場合、このような『カヤックが販売されている専門ショップ』で定期的に開催されているので、まずは地元のショップに足を運ぶことをお勧めします。
また、場合によっては大手釣具屋さんが独自の安全講習会を開催していたり、近隣で開催されている講習会の情報を教えてくれたりします。
今あなたが抱えているカヤックフィッシングに関する不安、悩みは、試乗会や安全講習会でほぼ全て解決するので、まずはここから初めてみて下さい。
カヤックフィッシングの危険性アレコレ
カヤックフィッシングを始めるにあたって理解しておきたい危険性をまとめました。
脅すわけではないのですが、まずはこの釣りのスタイルが『必ずしも安全とは言い難い部分も含む』という事実を正しく理解しておいて下さいね。
①季節風のリスク(特に春先の南風と冬の北西風)
春先の強い暴風、冬の北西風などのように、日本には四季の変化に対応した季節風が吹き荒れます。特に海でのカヤックフィッシングにおいては、沖合数kmくらいまで出る事もあり、このような強い季節風はかなりのリスクになります。
- 転覆の危険性
- 風に負けてしまって漕いで戻る事ができない
- 風に体温と体力が思いのほか奪われる
多くの危険性が『風』には付きまとっています。
ですので、可能であれば『春先・冬』の時期のカヤックフィッシングは最初のうちは避けて、季節風が比較的穏やかな夏真っ盛りの時期だけに限定した方がいいと個人的には思います。
(補足:夏も南東向きの季節風が吹きますが、春先、冬に比べてその風速は弱く、大きな天気の変化も引き起こしません。そのため、海のカヤックフィッシングを楽しむ場合は、夏は比較的安全な季節であると考えられます。)
②脱水症状のリスク
夏に楽しむ事が多いカヤックフィッシングですが、はっきり言って熱さとの闘いです。
『暑さ』ではなく『熱さ』との闘いと考えて下さい。
これは夏場の釣りを経験したことがあれば容易に想像がつくと思いますが、海面、水面からの照り返しが強く、これが思いのほか水分と体力を奪い、脱水症状のリスクを高めます。
少なくとも水は2L以上、そして塩分補給のための塩飴は必須ですので、かならず持ち込むようにしましょう。
③夜釣りの遭難リスク
カヤックでの夜釣りは可能な限り避けましょう!単独釣行の場合は、絶対にやめましょう!
これは海であっても、湖などの静水域であっても同様です。
自分がどこにいるのかわからなくなる事も多いですし、何よりも他の船、漁船等から発見してもらいずらくなるため、浪間にもまれて転覆するリスクも高まります。
いくつか危険性をまとめてみましたが、生きてこそのカヤックフィッシングだと私は思うのです。 ですので、危険を冒したい衝動にかられた場合は・・・
ドラクエの呪文『いのちをだいじに』を思い出してみて下さい。
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安全な冒険を楽しみましょう!
【初心者向け】フィッシングカヤックの種類と選び方
カヤックというと、多くの人は細長くて足を先端まで入れるタイプを思い浮かべると思います。
これはシットインカヤックと言われるタイプであり、操縦性はいいのですが、安定性の低さや荷物を載せにくいなどの点からカヤックフィッシング向きとはいえません。
釣りを目的としたフィッシングカヤックの場合、その多くはシットオンカヤックと呼ばれるタイプになります。
これは、下の写真のように『カヤックの上に座る』タイプであり、スペースも広く取ってあるため釣り具などを乗せるのにも適した構造です。
また、シットオンカヤックの方が横幅を大きくとってあるため、安定性にも優れています。
他にも、シットイン型の場合は転覆すると中に水が入り、最悪の場合カヤックは沈んでしまいます。ですがシットオンカヤックの場合は、不沈構造といって内部が空洞部ですので転覆しても沈む事はありません。
そのため、例えば沖で転覆してしまったとしても、シットオンカヤックであれば再乗艇できます。
- 安全性が高い(不沈構造)
- 水上での安定性が高い
- 釣りに適したスペースが取れる
この三点から考えて、カヤックフィッシングにはシットオンカヤックの方がお勧めです。
また、カヤックというと一般的には、パドルで漕いで移動するタイプものが一般的ではありますが、釣り用のカヤックという観点からみると、足漕ぎ式のカヤックの方が機動性、操作性に優れており、圧倒的に便利でもあります。
このような『フィッシング用足漕ぎカヤック』については、以下の記事で詳しく解説していますので、より詳しく知りたい人はご参考になさって下さい。
⇒足漕ぎカヤックフィッシング|その魅力と始め方、装備選びの基礎知識
釣り場までのカヤックの運び方とあると便利な道具
ルーフキャリアーは必須アイテム
釣り場までカヤックを運ぶ際に大きなボックスカーをお持ちの場合は、車内に入れて運搬する方もおられるようです。
ですが、多くの場合はキャリアーに乗せて運ぶ事になると思います。ですので、ルーフキャリアーは必須アイテムだと考えて下さい。
カヤックの積載に適した専用のものも販売されているので、ご自身のカヤックのサイズを考慮して選ぶ必要があります。
あると便利なカヤックカート
駐車場から水辺まで距離がある場合も多いため、カヤックカートはあると非常に便利です。楽して運べるだけでなく、カヤックを落として傷つけるという悲しい事故の防止にもなるため、揃えておくことをお勧めします。
道具と予算|カヤックフィッシングに必要な最低限の道具について
全くの初心者がカヤックフィッシングを始めにあたって一番気になるのが、『道具と予算』だと思います。そこでここでは、『初心者がカヤックフィッシングを始めるにあたって最低限必要な道具』のリストを作成してみました。
『カヤックフィッシングのルールを遵守して、安全に水に浮かぶための最低限の道具リスト』と捉えて下さい。
ざっくりとした相場価格も載せていますので、予算計算の目安になるかと思います。
最低限必要な道具のリストと相場価格
- カヤックとパドル(一人乗りのシーカヤックで10万円前後)
- ライフジャケット(五千円~一万円程度)
- フラッグ(自作で千円前後、市販品で四千円前後)
- アンカー(五千円前後)
- ホイッスル(高くて千円程度)
- ランディングネット(二千円程度)
- リーシュコード(三千円程度)
- 偏光グラス(三千円程度)
- スマホの防水ケース(千円程度)
- スペアパドル(三千円程度)
合計で…13万円程度
実際は、これに合わせてルーフキャリアーの準備、カヤック用のタックル(釣り具)の準備などの経費も掛かる場合もありますが、『最低限必要な道具』という意味であれば、全て新品で揃えても15万円程度でなんとか始められます。
20万円もあれば充分といえるでしょう。それほどまで高くないと私は思うのですが…どうでしょうか???
それでは次に、これらの最低限必要な道具についてもう少し詳しく見てみましょう。
カヤックとパドル(一人乗りのシーカヤックで10万円前後)
多くの人は『海でのカヤックフィッシング』に興味があると思います。その場合、シットオンタイプのシーカヤックを選ぶことになると思います。
価格はピンキリですが新品でも10万円前後でパドル付きの『フィッシングカヤック』として専用に開発されたものが購入できます。
選び方のコツとしては、目的とするフィールドによって、カヤックの全長を選び分ける必要があります。
大きいほど安定性が高まり、その分だけ安全にカヤックフィッシングを楽しめますが、機動性は犠牲になります。
一般的な考え方としては、湖のような静水域の場合は2~3m前後、海の沿岸部(穏やかな内湾を含む)の場合で3~5mが普通です。
また、横幅については70~100cm程度が普通であり、『広いほど安定性が増す』という原則があります。
そして当然ですが、広いほど荷物も載せられます。
~関連記事の紹介~
カヤック用のパドル選びについては、その用途により適切な素材やパドル形状、大きさ、長さなが異なるため、選び方にもコツがあります。
用途別のカヤックパドル選びについては以下の記事で詳しく解説していますので、パドル選びで悩んでいる人はご参考になさって下さい。
ライフジャケット(五千円~一万円程度)
PFD(Personal Floatation Device, パーソナル フローテーション デバイス)、救命胴衣とも呼ばれます。カヤックを含む小型船舶であっても着用が義務付けられていますので、必ず準備する必要があります。
転覆した際にあなたの生存率を少しでも高めるための命綱ですので、『絶対に必要な道具』と捉えて下さい。着用の有無により、五倍程度も生存率が変わります。当然ですが、来ていた方が生きて帰れる確率が高まります。
選び方のコツですが、必ず『カヤックフィッシング専用のもので、浮力材が入ったベストタイプ』が最適です。
アマゾンだと以下のものが売れ筋ですね。
例えばルアーフィッシング用のポケットがたくさん付いたライフジャケットもあるのですが、このようなタイプのライフジャケットは、丈が長く、しかもかさばるため、身体の自由度が制限されてしまいます。
そのため、座ったまま操船したり釣りをするのにどうしても邪魔になってしまうのです。
また、『インフレータブル式』といって、転覆した際にガスボンベで膨らまして使うタイプの救命胴衣もあります。コンパクトですので一見するとカヤックフィッシング向きなのですが、これはお勧めできません。
なぜかというと、これは浮袋の一種ですから、穴が開いてしまうととそれまで・・・また、緊急時にボンベが作動しなかった場合は?なんていう不安もあります。
必ず釣り針を使うカヤックフィッシングとの相性は決して良い物ではないのですし、信頼性そのものが浮力材入りのベストタイプよりも低いと言わざるを得ないんです。
フラッグ(自作で千円前後、市販品で四千円前後)
他の船から認識されやすくするために設置します。自作もできますが、最初は市販品を買う方が無難でしょう。
選び方のコツとしては『高さ』です。目立つことが目的ですので、少なくとも1.5m程度のものを選んで下さい。
アンカー(五千円前後)
ポイント付近でカヤックを留めておくために使います。『シーアンカー』と『ホールディングアンカー』の二種類があります。
シーアンカーはパラシュートアンカーとも呼ばれ、水中でパラシュートのように開き、水の抵抗を利用してカヤックが風に流されるのを防ぎます。
一方でホールディングアンカーは底まで沈めて使います。言ってしまえば重りであり、錨(いかり)です。
使い分けとしては、水深が深すぎる場合はパラシュートタイプのシーアンカーを使います。ですが、使用中に絡まったり、転覆の原因になる危険性もあり、少し慣れが必要です。
一方でホールディングアンカーは、水深さえ許せば使いやすく、しっかりとカヤックを留めてくれるというメリットもあります。
ホイッスル(高くて千円程度)
不幸にも遭難してしまった場合に、周りの船やカヤックに気づいてもらうために必要なアイテムです。濡れても使えるタイプのものを選びましょう。
ランディングネット(二千円程度)
カヤックからのランディングは想像以上に難しく、そして危険を伴います。ハンドランディングで身を乗り出す行為はダメ!
というわけで、カヤック用のランディングネットを一つ準備しておいて下さい。
全長60~80cm前後あれば、多くのカヤックで快適に使用する事ができます。枠の大きさは狙う魚のサイズによりますので、あなたの夢と相談して決めましょう(笑)
リーシュコード(三千円程度)
カヤック本体とパドル、あなた自身、その他の道具をつないでおくための命綱です。特にカヤックとパドルをつなぐパドルリーシュは、転覆した際の生存率に直結するアイテムです。
パドルが流されては岸まで戻る事は非常に困難ですので…
というわけで流される可能性があるものは、リーシュコードでカヤックと繋いでいくことが基本になります。
偏光グラス(三千円程度から)
水面からの照り返し対策として、そして、紫外線対策としても必須です。特にカヤックフィッシングは夏場のアウトドアとして楽しむ人が多いでしょうから、準備しておく事をお勧めします。
一般的なサングラスでも良いのですが、紫外線カットに優れた釣り用の偏光グラスがベストですね。
スマホの防水ケース(千円程度)
緊急時の連絡などのためにも、スマホ、携帯電話は必須です。そして水の上で使うわけですから、防水ケースも必須となります。
ポーチタイプで充分ですので、命を預けるアイテムとして揃えておいて下さい。
スペアパドル(三千円程度)
特に海でのカヤックフィッシングの場合は、パドルを落としてしまうと手で漕いで岸まで帰る事は非常に困難です。
そのため、コンパクトなスペアパドルは必ず積んでおいて下さい。
その他の服装の注意点
特に注意するべきなのが紫外線対策になります。これは日焼けだけでなく、直射日光にさらされると体力が奪われるので、かなり重要な要素です。
この点については、一般的なシーカヤックの服装選びが参考になるので、参考記事を置いておきますね。
【関連】初めてのシーカヤック|どのような服装と持ち物が必要?
タックル選びの考え方
ロッド選び
カヤックフィッシングにおいては、魚とのやり取りの際に自由になるのは上半身だけです。そのため、あまりに長すぎるロッドの場合は魚とのファイトやランディングが非常にやりづらく、危険を伴い、そしてストレスが溜まります。
ですので、『おかっぱりの釣りよりは短めのロッド』が原則となります。
その上で一つだけコツを言うと、座った状態でカヤックの船首部分(バウといいます)を少し超えるくらいの長さが使いやすいです。
具体的に例をあげると、カヤックの全長が3.5~4mくらいの一般的なシーカヤックの場合は、7ft前後のロッドがちょうど使いやすいかと思います。
これは、魚とのファイトのしやすさに関係しています。
どういうことかと言うと、ロッドにこの程度の長さがあれば、ファイト中に魚をカヤックの周辺でいなしながら、余裕をもってファイトする事ができるからです。
これが短すぎるロッドの場合は、例えばカヤックの左側でかけた魚を、カヤック右側へと回してランディングするという芸当ができず、ラフなファイトになってしまいます。
ですので、『長すぎず、短すぎず』を原則として、『座った状態で船首(バウ)を超えるくらい』と考えて下さい。
リール選び
これに関しては、ロッドに合わせて選べば充分です。強いて言えば、おかっぱりの釣りよりも水面に近く、水や海水を被る頻度も増えますので、防水・防錆性能に優れたリールを選ぶ方が良いとは言えます。
そして、釣行毎の洗浄とメンテナンスだけは忘れずに・・・
これをするかしないかでリールの寿命は変わりますので、そういった意味では、リール選びよりもメンテナンスの方が重要かもしれませんよ。
カヤックフィッシングの醍醐味がわかる動画集
カヤックフィッシングの魅力が伝わる素敵な動画をいくつか集めてみました。
- ポイントへの繊細なアプローチ
- 目の前で繰り広げられる派手なファイト
- ただ漕いでいるだけで楽しそうな釣りのスタイル
- 超大物との激闘
- etc…
色々なスタイルのカヤックフィッシング動画を選んでいますので、ワクワクしながらこの釣りの魅力を知る事ができると思いますよ!
カヤックでトップチニング(SeiGフィッシングチャンネル様)
カヤックでのトップチニングの動画になります。
穏やかな内湾でポイントまでスーッと静かにアプローチし、トップルアーをキャストすると・・・
『ボカンッ!』
突然始まるチヌとのファイト。
魚との距離感の近さが凄く上手く撮れていて、私が大好きな動画の一つです。
カヤックで青物(くーねる様)
一人でぽっかり海に浮かぶ喜びで溢れたカヤック釣り動画です。
ライブ感あふれる動画、そして、ぼそぼそ・・・と画面に語りかけるような独特の解説が目と耳に心地よく、見ているだけで癒されます。
冒険心とヒーリング効果が共存する不思議なカヤックフィッシングの魅力で溢れています。
2018/08/26追記:くーねるさんのカヤックの値段と正体を調べてみた!
くーねるさんのチャンネルで大活躍中のシーカヤックですが、関連動画内で『かなり安かった』とだけ解説されいます。つまり、そのお値段や名前、スペックの詳細は語られていないんです。
個人的にかなり気になったので調査していたのですが、ようやくその犯人がみつかりましたw
このカヤックですが、楽天市場に出店中の『ボート55』というショップから販売されている無名のシットオン型フィッシングカヤックだと思われます。
↓
- 全長: 約278cm
- 全幅:約83cm
- 重量:約20kg
- 最大積載量:130 kg
- 価格:35,000円
このカヤック、楽天市場ではかなり人気で在庫切れが続いています。どうやらくーねるさんの動画も一つのきっかけとなったようですね。
実際に、くーねるさんのカヤックシリーズの動画がきっかけとなって、このカヤックを購入したという方の動画も見つかりましたw
↓
動画内では、このカヤックのスペックが詳細に解説されいます。浸水防止のための簡単なチューニングは必要みたいですが、初めてのフィッシング用カヤックとしては充分な性能といえそうです。
あまりの人気で在庫切れの場合が多いのですが、再入荷を待ってでも購入する価値がある、超コスパ重視型カヤックといえそうですね。
*参考ページ⇒⇒ボート55/ 楽天市場で見る
カヤックで怪魚ハンティング(SHIMANO TV 公式様)
高橋哲也プロがカヤックの上から沖縄県の海で色々な魚を釣りまくる動画です。
カヤックフィッシング入門用のレクチャー動画としても非常に良く出来ていて、見ているだけで勉強になります。
なんといってもこの動画最大のハイライトは、番組後半の約八分間。超大型モンスターが釣り上げられる様子が見れますよ!
カヤックフィッシングの可能性がぎっじり詰まっておりこの新しい釣りのスタイルが夢の塊であるという事を再認識させられる、そんな素敵な30分間です。
聖地いろいろ|カヤックフィッシングいつかはこんなところで楽しんでみたい!
日本は海に囲まれており、山間部には自然湖もあり、カヤックフィッシングには最高の環境といえます。その中でも特に、『聖地』と呼ばれる一級フィールドを集めてみました。
カヤックフィッシングをやるのであれば、いつかは足を運んでみて下さいね!
千葉県富津岬(富津公園)
(画像引用元:Wikipedia)
千葉県立富津公園内に位置する富津岬は、日本を代表するカヤックフィッシングの聖地であり、この釣りのスタイルが確立された記念すべき場所です。
シーバス、ヒラメ、マゴチ、シロギスなど多くの魚種が狙えます。
秋口のハイシーズンになると多くのカヤックが浮かぶ人気のフィールドです。公園内にはキャンプ場もあるので、釣りキャンプにも最適ですね。
沖縄県 慶良間諸島
(画像引用元:Wikipedia)
ケラマ諸島と読みます。世界でも有数の透明度が高い海は『ケマラブルー』とも呼ばれ、浮かんでいるだけで癒される不思議な魅力で溢れています。
カヤックフィッシングだけでなく、シュノーケリング、ダイビング、ホイールウォッチングなど、あらゆる海のアクティビティーが楽しめます。
釣り人であればいつか訪れるたい夢が詰まったリゾート地ですね。
神奈川県芦ノ湖
(画像引用元:Wikipedia)
芦ノ湖はブラックバスが日本で最初に放流された湖であり、ゲームフィッシングの聖地と言われています。
ブラックバスだけでなく、ニジマス、ブラウントラウト、ヒメマス、ワカサギ、ヤマメなど、様々な魚種の宝庫ですね。
淡水のカヤックフィッシングをするのであれば、いつかは訪ねたい由緒正しい聖地といえます。
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日本には、この他にも多くのカヤックフィッシングフィールドが存在します。
身近なポイントから、遠征して楽しむ聖地巡りまで、様々な場所で楽しめるのもこの釣りならではの魅力ですね。
終わりに・・・
一言でまとめると…『カヤックフィッシング、始めてみませんか?』というお話でした。
この釣りのスタイルは、おかっぱりの釣りとは違い自然との距離感も近く、独特の開放感があります。アウトドア好きの男性には堪らない魅力で溢れていますので、是非ともチャレンジしてみて下さい。
なお、カヤックからの釣り方については、餌よりもルアーで楽しむアングラーが多いのですが、特に人気のある釣り方がジギングです。
これは、金属製のメタルジグと呼ばれるルアーを用いた釣り方であり、最低限の道具で様々な魚種を狙える事から、特に海のカヤックフィッシングで最も人気のジャンルになります。
この釣りについても、本メディアでは入門者向けのハウツー記事を準備していますので、興味がある人はご覧になって下さいね!
⇒カヤックジギングの始め方|タックル、ルアー選びと釣り方の基礎
また、カヤックフィッシングと並んで人気の釣りのスタイルにSUPフィッシングという新しい釣りがあります。
この釣りについても記事をまとめていますので、こちらもあわせてチェックしてみて下さい。
⇒SUPフィッシング超入門|最低限必要な装備と始め方のヒントまとめ
本記事があなたのアウトドアライフの一助に、そして、カヤックフィッシングデビューのきっかけになると嬉しいです。