みなさんは雨の中でキャンプをしたことがありますか?
10年以上ソロキャンプをしてきた私は何度も雨のキャンプを経験しています。
タイトルでは「雨でもたのしいソロキャンプ」と書いていますが、ウソはつけないので、ハッキリ言います。
雨の中でのキャンプは、基本たのしくありません。
。
。
。
とはいえ、天候の急変で予想外の雨にあったり、2泊以上する場合などは途中からの雨を覚悟しておかなければならないこともあるでしょう。
雨が降ると分かっていれば、キャンプ自体をあきらめることも重要ですが、どうしても天気が読めない場合などもありますので、雨の中でもたのしめるキャンプの方法をお伝えしていきたいと思います。
雨のソロキャンプは大変
程度にもよりますが、雨のキャンプは本当に大変です。
しかし最初から雨が降っている場合と、テント等の設営を終えてから雨が降り始める場合では大変さがかなり異なります。
この2つのパターンで対処法を解説いたします。
最初から雨が降っている場合
雨が降っている中でテントを設営するのは特に大変だと思います。
撤収のときは仮に雨が降っていたとしても適当に片付けて、家に帰ってから乾かしたりきれいに収納し直したりできますが、設営の時はそうはいきません。
私なら雨が止むまで待ちます。
止まなければあきらめてそのまま車で寝ます。
無理に雨の中でテントを張っても、中まで濡れて結局寝れないなんてことになりますので、無理はしない方がいいと思います。
しかし必ずしも車とは限りませんね。
私もバイクでツーリングキャンプ中に何度も雨に合いました。
バイクの場合はレインスーツを持っていくと思いますので、レインスーツを着たままテントを張ることになりますが、快適に過ごすのは難しいでしょう。
できるだけテント内に水が入らないようにするしかありませんので、やっぱり雨を避けるのが一番です。
テント等を設営した後で雨が降り始めた場合
テントやタープを張ってしまえば何とかなります。
晴れた日のキャンプに比べたらたのしさは半減しますが、雨のキャンプをたのしむことを考えましょう。
とはいえ雨の中ではキャンプの最大のたのしみである焚き火をすることができませんし、冬場なら寒い思いをします。
炭を起こしての調理も難しいです。
火を使わない食事の準備をするか、シングルバーナーで作れるメニューなどを考えておきましょう。
また撤収はあまりきれいに片づける必要はありません。
適当にしまって、家に帰ってから乾かしたり中の掃除をしましょう。
大きなビニールのゴミ袋があると便利です。
濡れたモノは全部それに入れて持って帰りましょう。
しつこいですが、雨が降りそうだなと思ったら、キャンプそのものをあきらめるか、テントを張らずに車で寝るのも手です。
- 雨のキャンプはとても大変
- テントを張る前から雨が降っている場合はキャンプをあきらめるか、車で寝よう
- テント等を設営してから雨が降り始めた場合は、雨のキャンプをたのしもう
ソロキャンプで雨の心配があるときはどうする?
ほぼ確実に雨だろうという場合はキャンプをあきらめるべきだと思いますが、「もしかしたら雨が降るかもしれない」というときの準備について解説します。
キャンセルできるか
まずはキャンプ場の予約をしている場合に、キャンセルできるかどうかです。
キャンセル料を取られるからという理由で、無理にキャンプをするのはおススメしません。
「雨だろうが雪だろうが、キャンプをするんだ!」と思っているならいいですが、キャンセル料がもったいないという理由で強行すると後悔します。
キャンセル料がかからないキャンプ場を選ぶか、キャンセル料を払ってでも中止した方がいいかもしれません。
着替え等の準備
雨が降るかもしれないと思ったら、多めに着替えの準備をしましょう。
「そんなの言われなくても」と思うかもしれませんが、考えているよりさらに多めに準備してください。
特に靴下の替えと、できれば予備のシューズもあるといいでしょう。
レインスーツ等を着ていれば意外と体は守られますが、足元が濡れることが多いです。
タープを用意
普段私は「ソロキャンプにタープは不要」と言っているのですが、雨の心配があるときはあると便利です。
私も雨の心配があるときのみタープを準備します。
目的地に着いたらまずタープを張ります。
その後でテントの入口をタープの下に来るように設置すれば、取り敢えず快適に過ごせます。
車中泊
雨が止まないときはこれが一番です。
もはやキャンプですらないと思うかもしれませんが、無理に雨の中でテントを張るよりずっといいです。
どうすれば車の中で快適に寝られるかを事前に考えておくことは結構重要だと思います。
近隣の宿泊施設をリサーチしておく
宿泊可能な温浴施設等を含め、どこか泊まれる場所を調べておくととても安心できます。
候補が見つかったら、あとはどのタイミングでジャッジするかですね。
意外に旅先でそういう施設に泊まるのは、それはそれでたのしかったりします。
- 事前にキャンプ場をキャンセルできるか、キャンセル料がかかるか調べておく
- 雨が降りそうなときは多めの着替えや、タープを用意する
- 車中泊の準備や、事前に近隣宿泊施設のリサーチをしておく
雨のソロキャンプでのたのしみ方
繰り返しになりますが、テント等を設営する前から雨が降っている場合は潔くあきらめるのが鉄則だと思います。
車で寝るか宿泊施設を探しましょう。
降り出す前にテントやタープを張ることができたのであれば、あとは雨のキャンプをたのしみましょう。
食事
タープを張ったり、キャンプ場の屋根付き炊事場を利用できたりすれば、それほど問題なくたのしめます。
タープを準備するか、キャンプ場で炊事場を利用できるか調べておきましょう。
炭を起こしてのバーベキューや焚き火の熱を利用するのは難しいかもしれませんので、シングルバーナーでできる料理を考えておくのがいいでしょう。
シングルバーナーで使えるソロ用鉄板も最近は流行っています。雨の中、タープの下で使うにはおススメです。
映画鑑賞
タープの下やテントの中で映画を見るのはいかがでしょうか?
最近はキャンプでも使える小型のプロジェクターが、比較的安く販売されています。
雨じゃなくても使えますし、家での普段使いにもおススメです。
読書
個人的に雨の中で静かに読書をするのは嫌いじゃないです。
雨じゃなくても、ソロキャンプでひとりの時間を過ごすのに本があるといいですよ。
普段あまり本を読まない人でもぜひやってみてください。
ゆるキャン△のリンちゃんもいつもソロキャンプの時(変な)本を読んでいますね。
ゲーム
とくにおススメするワケではないですが、どうしても本は読んでいられないという人はゲームでもしてください。
スマホのバッテリーだけは注意しましょう。
山奥で電波が悪いと消耗が早いですよ。
<div class=”simple-box7″><p>
- 食事は火を使わないモノか、シングルバーナーで調理できるメニューにしよう
- 雨のキャンプは映画鑑賞や、読書がおススメ
- ゲームをして過ごす場合はバッテリー切れに注意</p></div>
雨のソロキャンプであると便利なモノ
ソロ用鉄板
火が要らない食事を用意しておくといいと思いますが、タープがあればバーナーを使うことができますし、キャンプ場の炊事場を利用できれば、炭を起こすこともできます。
しかしソロキャンパーがキャンプ場の炊事場でひとりで炭を起こして食事をするのは切ないので、ソロ用鉄板がおススメです。
ひとりでバーベキューをするならコレ【FUTURE FOX 鉄板】
レインウエア
バイクならバイク用のレインスーツがあると思うのでそれでOKですが、車等の場合別途用意が必要です。
特に翌朝撤収するときに雨が降っている場合、レインウエアが無いと大変です。
あまり簡易的なモノではなく、しっかりしたレインウエアを用意しましょう。
しっかり備えるならコレ【ゴールドウインGベクター コンパクトレインスーツ 】
ども。編集長の”るあらび”でーす。
ワークマンの釣り用のレインコートも、キャンプにはかなり使えまして、私は愛用してます。
詳しくはこちらのインプレ記事を、どーぞどーぞ。
長靴、ブーツ
レインウエアを用意しても、足元のガードを忘れがちです。
初めから雨に強いブーツを履いているならOKですが、そうでない場合は長靴を用意しておきましょう。
コンパクトに収納できる折りたたみの長靴なら、普段からじゃまにもならず雨の備えになります。
コンパクトに収納できるブーツはコレ【Coleman パッカブルレインブーツ】
また会ったな^^ 編集長の”るあらび”です。
で、キャンプに使いやすい長靴って事であれば、私は『日本野鳥の会の長靴』と『農作業用のグリーンマスター』が使い安いかな?って思います。
私はどちらも釣り用に使ってますけど、機動性も良くてコンパクトなので、きっとキャンプにもピッタリじゃね?って感じですな。
ってなわけで、気になる人は以下の特集記事を、どーぞどーぞ!
コット(折りたたみ簡易ベッド)
雨が激しくなった場合は残念ながらテントが浸水する場合もあります。
浸水しないまでも、テントの床が少しでも濡れているととても不快だと思います。
普段のキャンプでも快適に眠れるコットを用意しましょう。
直に床に寝なくていいので断然快適です。
最近は比較的安価でもしっかりしたコットが販売されていますので、普段も使うつもりであれば買っておいて損はありません。
コスパのいいコットはコレ【DOD ワイドキャンピングベッド】
雨のソロキャンプまとめ
雨でもキャンプをたのしめる方法や、雨のときに役立つグッズなどを紹介してまいりました。
お伝えしたとおり、雨のキャンプは最初から降っている場合と、テントやタープを張ってから降り出す場合でだいぶ大変さが違います。
「雨でもたのしめる」というのは、テントやタープを張ってから降り出す場合と考えてください。
雨の程度にもよりますが、最初から降っている場合はあきらめた方がいいです。
特に初心者は、予約したからといって無理に強行しても後悔すると思います。
たのしみは次回にとっておきましょう。