ソロキャンプって意外に忙しいと感じませんか?
自然の中で、ひとりのんびり過ごす目的でソロキャンプをしているはずなのに、なぜか「のんびりできない!」と感じることが多い気がします。
慣れもあるかもしれませんが、もう10年以上ソロキャンプを続けている私でも結構いつも忙しいと感じていますので、割と多くの人が感じているんじゃないでしょうか?
移動に時間がかかる上、途中で買い物をしたり、初めての場所で道に迷ったり。
キャンプ場に到着したら受付をして、テントを張って水を汲んで、薪を買いに行って、その薪を割って焚き火の準備をして。
まぁこれらの行為がたのしいワケですが、もうちょっと余裕が欲しいなといつも思うワケです。
とまぁそんなわけで、のんびりとソロキャンプを満喫するなら「連泊」しかありません!
今日は、そんな「連泊のススメ」っていうお話です。
ソロキャンプは連泊に挑戦してみよう
もし私と同じようにソロキャンプが忙しくてのんびりできていないと感じるなら、連泊してみてはいかがでしょう?
休みの都合はあるでしょうが、連泊すればいつもと違う楽しみ方ができますよ。
ちなみに私がおススメする連泊は、同じところで2泊以上することです。
移動しながらだとかえって忙しくなるのであまりおススメはしません。
1泊だともったいない理由は、もちろんテントの設営などの準備や撤収に時間がかかるからですよね。
翌朝はせっかく苦労して張ったテントを片付けなくてはなりません。テントは張るより片付けの方がずっと大変です。
- ソロキャンプは意外に忙しい。のんびりできないと感じるなら連泊がおススメ
- 連泊するなら同じ場所で。移動しながらだとかえって忙しくなる
ソロキャンプ 連泊のメリット
2日目は設営も撤収も不要
連泊なら2日目はテントやタープの設営も撤収も不要です。そのため、まるまる1日好きなことができるなんて最高ですね。
1泊だと到着した日はキャンプサイトのセットアップだけで日が暮れることもあります。
特に初心者や新しいギア(テントやタープ等)を買って初めて使う場合などは、設営完了までに時間がかかるので、注意が必要です。
朝から飲める
この喜びを感じることができるかどうかは人それぞれですが、私にとってはとても大事なポイントです。
さすがに朝起きてすぐに飲み始めるワケではありませんが、ブランチ(あまり朝は食べない方なので、余裕がある時は早めの昼食を取ることが多いです)でのむビールは最高ですね。
違うメニューをたのしめる
1泊だと当然夕食も1回なので、ついBBQに偏ってしまいがちです。
キャンプの良さは火を起こしたり煙を出してもOKな点ですので、どうしても焼肉をしたくなりますよね。
特に私のような月イチキャンパー(最近は忙しくてもっと少ないです)は大抵何かを焼きます。
これが2泊目であればもうBBQは満足でしょうし、時間もあるので少し凝った料理なんかにも挑戦できますね。
ソロキャンプにお勧めの簡単・絶品料理のレシピ、作り方については、以下の記事が良く読まれています。
近場を散策できる
いつも行ってるキャンプ場でも、あまり周りを散策したことがないという人も多いのではないでしょうか?
キャンプ場の近くに有名な観光スポットやいい温泉があるのに「行ったことない!」ということが結構あります。というかほとんど行ってませんね。
忙しいソロキャンプではそんな時間はありません。
連泊すれば2日目はちょっと遠くまで足を伸ばすことだってできます。おもしろそうなスポットがあればぜひ行ってみましょう。
アクテビティに挑戦できる
丸1日自由に過ごせるなら、キャンプらしいアウトドアアクテビティに挑戦するのもおススメです。
私は釣りも趣味なので、釣りができる場所の近くで連泊したいですね。釣った魚を夕食のおかずにできれば最高です。
釣りの他にもカヤックやSUPなど、キャンプと相性のいいアクティビティが色々あります。
これらは準備や移動に時間がかかるので、1泊だと厳しいかもしれませんが、連泊なら思いっきりたのしめます。
釣りキャンプについては、以下の記事が参考になります。
【関連①】釣りキャンプの始め方|普通のキャンプにサヨナラしよう!【完全初心者向け】
このサイトの管理人の”るあらび”さんも、釣りキャンプで連泊してますね^^
【関連②】枕崎の火之神公園キャンプ場で釣りキャンプにチャレンジした結果・・・
ソロキャンプと相性が良いアクティビティーについては、以下の記事が良く読まれています。
【関連③】初めてのシーカヤック|どのような服装と持ち物が必要?
【関連④】SUPの始め方。まずはツアーに参加しよう
- 連泊の2日目はテントの設営も撤収も不要。
- 1日中好きなことができる。朝から飲むことも!
- 1泊だと夕食はBBQに偏りがち。連泊なら違うメニューもたのしめる
- 連泊なら近場の散策やアウトドアアクティビティに挑戦できる
ソロキャンプ 連泊するときの過ごし方
【時間に余裕ができる! 連泊ソロキャンプでの過ごし方を解説します。】
初日はゆっくり
連泊ならのんびり過ごせますので、あまり早くキャンプ場に到着しなくてもいいでしょう。
1泊だとやりたいことを詰め込み過ぎるので早く到着したくなりますが、連泊ならそんなに慌てる必要はありません。
道路が空いている時間帯にのんびり行くのがおススメです。季節にもよりますが、昼過ぎくらいに到着するのが個人的には一番ラクだと思います。
場所取りが大変な人気のフリーサイトは早い者勝ちになってしまうので、連泊なら予約可能なキャンプ場を選びましょう。
ソロキャンプ向きのキャンプ場選び、テントサイト選びのコツについては、以下の記事が人気です。
昼食はキャンプ場に到着してからでもいいのですが、連泊ならそんなに頑張ってキャンプメシを食べなくてもいいですよね。私は途中で現地のモノを食べながら行くのが結構たのしみです。
夏場であれば、キャンプ場に到着してテントの設営などひと仕事してから、シャワーを浴びたり、近くの温浴施設に行ったりします。
連泊の場合、それほど汗をかかない季節であれば、途中の温泉を調べておいて、入ってから行くのもおススメです。
初日にやらない方がいいこと
買い出しは2日分まとめてやらない方がいいです。
近くにスーパー等がなければ仕方ありませんが、2日目はまた食べたいものを買いに行く方がいいでしょう。
暑い日は食材が傷みますし、2日分買おうとすると大抵多すぎて余らせてしまいます。
ただし、ビールは切らさないよう万全の注意を怠らないようにしましょう!
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焚き火用の薪も面倒だからといってまとめて買っておかない方がいいでしょう。
翌日の天気次第では焚き火ができないこともありますし、しっかり保管しないと夜露で濡れてしまう場合もあります。
焚き火のノウハウ、楽しみ方、必要な道具について知りたい人は、以下の記事が参考になります。
- 連泊なら初日はゆっくりキャンプ場に到着すればいい。道路も空いてて快適
- キャンプ場までの道中で現地のモノを食べたり、温泉に入ってからいくのもおススメ
- 食材や薪は2日分買い込まないほうがいい
2日目はアクティブに
テントの設営も撤収もないので、朝から晩まで自由時間です。
私のようにゆっくり起きて、朝飯か昼飯かわからない時間にビールを飲みながら好きなモノを食べて過ごすのも悪くありませんが、普通はこれだと飽きてしまいますね。
お伝えした通り、近場を散策したりお好きなアクティビティに挑戦するなどして過ごしましょう。
ただし外遊びというのはとても疲れます。
あまり頑張り過ぎるとそのあとの焚き火や食事の準備がイヤになりますので、ほどほどにしたほうがいいでしょう。
別に動きたくないという人は、私のように午前中から何もしないでダラダラ飲んだり食べたりして過ごすのもいいかもしれませんね。
これはこれでたのしいです。
何か新しい遊び方はないかなー?という人は、以下の記事が参考になるかもです。ソロキャンには楽しみ方がたくさんありますよ!
- 連泊なら2日目は丸々自由時間。ゆっくり起きて朝から飲んだってOK
- 近場を散策したり、アウトドアアクティビティに挑戦できる
- 外遊びは頑張りすぎると疲れてしまい、焚き火や食事の準備がイヤになるので要注意
ソロキャンプ 連泊の際注意すること
連泊ならではの注意すべき点を解説します!
天候の変化
一番注意したいのがコレです。
1日だけなら天気予報も当てになりますが、もう1日となると確率が下がります。ですので、よほど大丈夫という自信がなければ、雨などの対策はしておいたほうが無難でしょう。
気温の変化もあるかもしれませんので、服は多めに種類を持っていきましょう。雨対策のシューズ(レインシューズやブーツ)もあると安心です。
雨具については釣り関連のグッズでいくつか優秀なヤツがありまして、私(編集長:るあらび)の超絶お勧めがこんな感じでーす。
長靴ならこの2つがオシャレでコンパクトで良い感じ。
【関連①】日本野鳥の会の長靴の俺的インプレ|これは釣り用長靴の新機軸なのかい?
【関連②】グリーンマスターの俺的レビュー|疲れない&超タフな釣り用長靴としてダントツじゃね?
で、レインコートならワークマンのコレが安くて良い感じ。
【関連③】ワークマンで一番売れているレインウェア|R-006ストレッチの俺的インプレ
ご参考にどーぞどーぞ。
食材の調達
お伝えしたとおり、2日目も買いに行けるのであれば食材のまとめ買いはやめましょう。
食材が傷む心配もありますし、残した食材を外に置いておくと動物にイタズラされる場合があります。
そして何より私の経験上、2日目は当初食べようと思っていたものと違うモノが食べたくなります。
かなりの確率で。
洗濯・着替え
宿泊中に洗濯をするツワモノもいますが、2泊程度ならもちろんその必要はありません。ただし、着替えは泊数分より多めにするのが鉄則です。
お伝えした通り2日目以降は天候が読めないことがありますので、万全を期した方がいいでしょう。
周囲を散策し、近くの温泉などにいくこともあるでしょうから、その分タオルや下着が多めにあると便利です。
3泊目は飽きる
これは大事なポイントです。
私の経験上3泊はかなりの確率で飽きます。ツーリングなどで移動をしながらキャンプをするのはたのしいですが、今回おススメしているのは同じ場所での連泊ですので。
多分休みもそんなに取れないでしょうし、挑む人は多くないと思いますが、同じ場所での3泊以上のソロキャンプはおススメしません。
ヒゲが伸びて見た目はワイルドになりますが、多分あまりたのしくはないでしょう。
- 連泊は天候の変化に注意。晴れ予報でも念のための雨対策はした方がいい
- 天候の変化に備えて着替えは多めに持っていく。タオルや下着は特に多めに
- 連泊は2泊までがおススメ。3泊目は飽きる
ソロキャンプ 連泊の際持っていきたいモノ
洗濯ロープ
服の洗濯はしないと思いますが、タオルや濡れたモノを干すのに意外に役立ちます。
濡れた食器等も置きっぱなしにしたり、木に掛けておくと虫が寄ってきますのでロープに掛けるのがおススメです。
洗濯バサミも一緒に用意しましょう。
バッテリー・充電器
現代人は忘れないと思いますが、念のため。
山や海など、電波の弱い地域というのはバッテリーの減りが早いです。いつもの感覚でいるとあっという間にバッテリーが切れますので注意してください。
車のエンジンをかけて充電する人もいますが、キャンプ場でエンジンをかけっぱなしにするのは周囲の迷惑になるのでやめましょう。
災害時の備えにもなりますので、大容量の蓄電池がおススメです。
コンテナ
1泊よりも荷物が多くなりますので、持ち運びしやすいコンテナはマストです。
大容量のコンテナがあれば、2日目にどこかに出かける場合も、テントサイトに色々なものを出しっぱなしにせずに片付けておくことができます。
フタがしっかり閉まるタイプを選びましょう。
ソロキャンプ 連泊のまとめ
連泊ソロキャンプの良さや注意すべき点を紹介してまいりました。
1泊ではもの足りないという人はぜひ連泊にチャレンジしてみてください。1泊とはかなり違ったたのしみ方ができると思います。
周りの人たちが忙しそうに帰り支度をしているのを横目に、のんびりとコーヒーを飲んだり、私のようにビールを飲んだりできるのはなかなかいい気分です。
私も今度休みが取れたら連泊ソロキャンプに行ってこようと思います。